映画「ブレックファスト・クラブ（1985, 米）」は一般教養?!

NBAのレジェンド、マイケル・ジョーダンがまだ駆け出しの頃、毎朝チームメイトとトレーニングしている状況を「ブレックファスト・クラブ」と呼んでいた話は有名でしょう。

だけど、関係者がプライドを持って「ブレックファスト・クラブ」と呼ぶ感じが、当時はわかりませんでした。

実は「ブレックファスト・クラブ」は、アメリカ人にとっては説明無しで使える常識なのです。

由来は映画「ブレックファスト・クラブ（1985, 米）」で、青春映画の傑作です。

ピッチ・パーフェクト（2012, 米）

映画「ピッチ・パーフェクト（2012, 米）」と「ブレックファスト・クラブ」のつながりを説明している記事を紹介します。

ハリウッドで活躍し始めたクリエイター達、ちょうど40代ぐらいで製作に影響力を持てるようになった人達が、学生の頃に熱中したジョン・ヒューズ作品への愛を叫び始めたのです。僕が記憶する限り、2012年の「ピッチ・パーフェクト」が最初ではないかと思います。これは本当に大傑作で、特にこの時期海外ドラマの「glee」にハマってた僕はドンピシャで、速攻サントラを書いました。「ピッチ・パーフェクト」は劇中で「ブレックファスト・クラブ」が引用され、しかもそれが物語上の鍵になります。

『ブレックファスト・クラブ』(1985)は一般教養として観る傑作映画だ

映画「ブレックファスト・クラブ」の公開から何十年も経って、映画の中で引用するのは、最大の賛辞でしょう。

映画「ピッチ・パーフェクト」は、女子大生のア・カペラ部が舞台。人種、貧富、ファッション、音楽の好みなどが異なるからバラバラでまとまらない・・・そんな状況で映画「ブレックファスト・クラブ」は、直接的に影響します。

ブレックファスト・クラブ（1985, 米）

映画「ブレックファスト・クラブ」は当時のスクールカーストと言いますか、若者の間に存在する壁とか溝の無意味さや害を表現した傑作です。

スクールカースト（または学校カースト^[1][2]）とは、現代の日本の学校空間において、生徒の間に自然発生する人気の度合いを表す序列を、カースト制度のような身分制度になぞらえた表現。元々アメリカ合衆国で同種の現象が発生しており^{[注 1]}、それが日本でも確認できるのではないかということから、インターネット上で「スクールカースト」という名称が定着した^[1]。

Wikipedia

「ブレックファスト・クラブ」では、生徒が互いに理解し合っていない感じをうまく表現しています。知り合うことで理解が進み惹かれ合っていく姿が美しいです。

学校関係者も子ども達も、映画「ブレックファスト・クラブ」を見て欲しい！

子ども達は、壁とか溝で無用に悩まないで欲しい！

ジョーダンの「ブレックファスト・クラブ」

バスケットボールの世界では、十分な説明なしで「ブレックファスト・クラブ」が使われています。

思い起こせば、ブルズ時代のジョーダンはスコッティ・ピッペンやホーレス・グラントといった若手を呼び出し、自宅にある体育館で「ブレックファーストクラブ」という朝練を行なっていた。
（途中省略）
　もしウィザーズに「ブレックファーストクラブ」のようなものがあって、そこで八村がブラッドリー・ビールと1オン1ができるような環境にあれば、今以上に上達していただろう。そういった環境はなくとも、実際に報道もされているように、八村にはチームから専属のスキルコーチがつけられ、綿密なプログラムでスキル向上を実践している。

ジョーダンも朝練？一流プレーヤーに見るハイレベルな練習環境。八村のルーツは明成高校にあった！

この記事を読んで「ブレックファスト・クラブ」のニュアンスは伝わっているのでしょうか？

ブラッドリー・ビールはいつも八村を認めて褒めています。NBAの記事でよく目にします。

ブラッドリー・ビールは優等生的な選手です。だから、ブラッドリー・ビールの発言は、優等生による非の打ち所がないコメントにしか感じられないです。

つまり厳しく捉えると、ブラッドリー・ビールが八村とわかり合っている仲ではないから、完全に信頼している感じとか、信じて疑わない期待には感じられないです。

記事では、八村がブラッドリー・ビールの真のチームメイトになっていない感じを表したかったのではないでしょうか。

バスケットボール関係者は、映画「ブレックファスト・クラブ」を見て欲しい！

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